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あべと市岡と林の写真展〜展示編〜

市岡君の家開催の写真展に行ってきた。(前回からのつづき)

 

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写真展?なのに個人宅?という、一見ミステリアスなイベント。
ミステリーハウス〜。

 

というのも、自己表現として作品を展示したければ
ギャラリーを借りて知らない人が来れるように開催すれば良いことだし、
身内でわいわいやりたいのであれば、なにも展示会という方式にしなくても、
ホームパーティでゆる〜く自分の撮っている写真を見せる方法もあるでしょう。
なぜ展示会なのに身内なのだろう?

展示会場に踏み入れた時に思ったことは二つ。

思ったこと1つ目は「一人暮らしの家だ!」

玄関入ってキッチンをすり抜けて、
奥のワンルームには緑のカーペットが引いてあり。

カーペットの上でくつろぐ知人数人。

着くと「やぁ!久しぶり!元気?」といった様子。

奥にはベッドが。

ベッドの奥には作品が。

そんな感じで会場に生活感が感じられる。

後からピンポーンときた人が
「やっほ〜差し入れ持ってきたよ〜よかったら食べて〜」
とスイーツを市岡君に渡す。

なんというか、、、すごい落ち着く空間だ。

思ったこと2つ目は「ちゃんとした展示会だ!」

身内というから正直あまり期待はしておらず、
何となくカラー印刷した写真がマスキングテープで貼ってあって
「フィーリングで撮った写真を貼りました〜。」
みたいな感じでもおかしくないと思っていた。

でも、会場の構成や写真の展示方法が考えられていて、
写真の印刷、ポップ、会場構成。
身内写真展と言いながらの「ちゃんとしてるぞ!」のギャップだった。

家だ!展示会だ!が混じった不思議な空間。

展示の内容だが、タイトル通りの阿部・市岡・林の3人による写真展。
写真を眺めながら、アパートの一室でゆっくりできる、出入り自由なアットホームさ。
少しお酒を飲みながら、時間の経過とともにまったり作品鑑賞。


「林君の展示」

展示方法(写真がアクリル板に貼ってある)が綺麗だったな。
林君の展示は風景写真と女性の写真が交互に。

彼はbird + insectというスタジオのフォトグラファー
&ドローンでの撮影や販売など、色々と幅広い活動人。

展示は一番左の写真からスタートし、右にずれて鑑賞するという順番だ。

ドローンを使った写真は今までなかったような高度や角度から写真の撮影が可能だが、
作品として出す人はあまりいないらしい。
ドローンを使用した作品という、珍しい題材への挑戦だ。

ドローンの空撮写真は最初が一番鑑賞者にインパクトが強く、
あとは似たような写真なので、だんだん目が慣れて飽きてしまうそう。

そのため、展示では空撮写真の間に少し違和感のある瞬間の女性が映った写真をはさんでいる。

女性(ちなみに彼女さん!)の写真を入れることで、鑑賞側の気持ちを一回リセットしてから、
次の空撮写真を見せるという仕組み。

モニターも一台置いてあって、ドローンで撮影した動画が流れていた。

自分が空を飛んだらこんな感じかな。
そんな夢をドローンの動画は見せてくれる気がする。

ちなみに、ドローンは日没後には飛ばしてはいけない規制があるらしい。
日没すれすれの夕暮れ写真があったのだが、
辛うじて日が出ているから、これは規制外だと言う。
潔白イメージが強い林君が規制すれすれの一枚を撮るとは。
林君の中のダークフォースを感じた。


つづく。