夫婦で働くこと・生活すること

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サラリーマンという働き方について

早くて12月いっぱいで辞めると決めた最近。

上司に切り出す期間は原則1ヶ月前。

そろそろその時がやってきた。

サラリーマン。

日本は8割がサラリーマンという風に聞いたことがあるけど、

これは、世界で見ると異様な数字らしいです。

何万人という人がいる企業の中で。

その一員として働くということは。

出世するためには上司に「気に入られて」、

会社の理念に沿った「取り組み」の元で、「実績」を残さなければいけないのです。

サラリーマンには色々いると思います。

トップを目指す人。

それなりに生活費を稼げればいいと思っている人。

本当に楽しみながら働いている天職の人。

大して好きじゃないけど、他にやりたいことがないから働いている人。

大量生産大量消費のピークが終結しても尚続く大規模な企業の動き。

規模が大きくなるにつれて、それぞれ会社単位で分業化されてきた。

調達、製造、販売までの一連の流れを一つの企業が行うのではなく、それぞれ

販売会社、調達会社、製造会社、広告会社と複数企業が

一つの製品・サービスに介在しているのは

分業化された社会のまさに典型的な現象だと思う。

分業化されれば、それだけ専門性を持った人材がいてもおかしくないはずだけど。

実際には、総合職というくくりで大学卒の新入社員を採用して、

何でも屋さんみたいな人が育つのはなぜだろうか。

企業がつぶれれば、アイデンティティさえなくなるような、

そんな気がしてならないのは、なぜだろうか。

そんな、疑問と違和感を新入社員の時に持ったのを覚えています。

分業は効率性を突き詰めれば最適な方法だけど、同時に視野が狭くなったり、

消費活動の川上から川下まで、全体をとらえて活躍をできる経営的な視点を持った人を

勤務年数が浅いうちに生み出しづらい仕組みになっているのかもしれない。

いい悪いとかじゃない。

世界にインパクトを与えるにはやはり、大企業の資金力が必要で。

それには大企業なりに、効率化や合理性を突き詰めた

動きをしなければ成立しないものだと思う。

(ただし、終身雇用のように、人材を囲い込むような日本人的やり方は

世界で競争力をはかるには限界がある気はするけど。。)

自分の「人生」を考えたとき。

問題は、その生活が自分に合っているかどうかだとが思う。

私はね。

どっちかっていうと、大規模な企業の一員として、

経営トップの人たちの意向に従って働くよりも、

非効率的、小規模でも、自分の心の声に耳を澄ませながら、

行動ができるような環境の中で

これから生活をしていきたいと思ったのです。

また、QOL(Quality of Life)を追求した生活の豊かさ。

一番自然な形で生きていけたら、いいなって思う。

こっちの世界には、こっちなりのつらさがあると思うけど。

でも。そんなに贅沢なんて、いらないんだ。

お金もさ。

所有するものもさ。

自分の身の丈にあった生活ができたら、それだけで十分です。

明日、辞めるって。

言ってきます。