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ルアンパバーンの風景

ルアンパバーンという町は発展途上国であるラオスの中でも、

観光地化が進んでいる町なので、ホテル、旅行会社、飲食店など、

外国人向けの施設が結構あるのを目にします。

町を歩けばトゥクトゥクという乗り物に乗らないかと

寄ってくるお兄さんたちがいたり、お店の店員は英語がみんな堪能だったり。

すごく、観光者には優しい町だと思います。

メコン川に面している事もあり、絶景もあり、

ゲストハウスも歩けばすぐ見つかりますし。

ちなみに、こちらのゲストハウスはドミトリーもありますが、

100,000KIPも出せば個室で必要最低限な部屋が見つかるので、

おすすめです。

 

そんな商業的な面がある一方で、元々この町に

存在していたよさや空気感というのがまだ残っています。

商業的な部分とそうでない部分が上手く融合した町ー

そんな町であると感じました。

 

この町にはあまり音がありません。

都会だと車通りが多かったり、何かしら宣伝の音楽が流れていたり、

人の声がしたり。

ルアンバパーンにはたまにバイクやトゥクトゥクが通る音があるくらいです。

また、お寺が多くがり、オレンジの布に右肩をチラ見せしたお坊さんが

よく町を歩いています。

あたりは多くの植物が育ち、木が茂り、家の前には

テラコッタの壷が並べられたり吊るされたり、緑がたくさんあります。

高床式の竹の家に住んでいる地元の人がいたり、

フルーツシェークや地元料理の屋台を開く人や

家の前で家族の食事をしている人がいたり。

風通しのため、扉や窓を全開にしている家を見ると、

子供が床に寝転がってテレビをみてたりします。

朝には自分の村で取れた食材を売りに朝市が路面に

広げられていて。パイナップル、マンゴーから

肉や魚、お米、じゃがいもたまねぎ、香草などの野菜。

みんな地元の人向けにマーケットが開かれています。

町にはマイペースに散歩をしている野良犬や野良猫、鶏まで。

町にあるお店はチェーン店はなく、全て駄菓子屋さん規模の

生活用品を扱っているお店か、布、紙、竹細工、彫り物、木、

アクセサリーなどを暑かったハンドクラフトのショップ。

入ると決まって店員さんは「サバイディー(こんにちは)」といって

適度な距離感で見守っててくれます。

ちなみに、店員が子供な場合が多いのです。親の手伝いなんですね。

お店と思って入ると、奥で人がお店に売っている商品を作っていたりもします。

 

観光地化されているけど、魅力的な場所ってあまり多くはないと思うのです。

日本で例えると京都みたいだとゆーたむはいったけれど、そうなのかも。

古都であり、お寺がたくさんあり、観光地化されているけれど、文化が

守られ、町の風土も残っている。

そんな風景をルアンパバーンにも感じました。

 

また、これをきっかけに、今まで考えたこともなかったけれど、

マッテとポッケも観光地にあったら面白いのかもしれない、とも一緒に話しました。

観光地だと世界中から色んな人が訪れるし、自分たちの世界観を打ち出すには

絶好の場所なのかもしれない、と。